Riedel About it!
リーデルを使ってみよう!>
ジョージ・リーデル氏によるハッシュヘース社のスパークリングワインテイスティング
フルートグラス対テーブルワイングラス
投稿日:2011年9月28日
月曜日、私は自らを“テイストメーカー”と称すワイングラスメーカーのジョージリーデルが主催した、イングリッシュワインのテイスティングイベントに参加した。そのイベントでは、ハッシュヘースエステート社のバルフォア・ロゼ・ブリュットにもっとも相応しいグラスを16のチョイスの中から選ぶというものだ。
リーゼル氏はこの上ないセールスマンであり、演出家である。このイベントはグラスの形や大きさといったものがワインの香りや味わいに与える影響についての彼の考え方、つまり『グラスの物理学』の考え方をベースに構成されている。そしてそれぞれのグラスにワインが注がれてからどのように、個々のグラスが違った個性を強調するかを確認するのである。
フローラル、野菜の香り、フルーツ、ミネラル、もしくはセイボリー、それぞれの香りがそれぞれのグラスで違った強さと長さで感じられる。テクスチャーでは、時にはしっかりと安定していたり、一方他のグラスではより主張が強く、むしろ攻撃的な程に感じられたりした。酸味も、私の感性の中で、辛辣な酸味があるものから、酸味の穏やかなものまで味わいに違いを感じた。
№6のグラス、Vinum XL ピノノワールグラスで飲むとスパークリングワインはクリーミーで、酸味が穏やかで、フルーツの香りが際立った。これは私のお気に入りの組み合わせで、リバーカフェのソムリエのエミリー・オーハレ氏も気に入っていた。しかし、残念ながらこのグラスは最終候補には残らず、フルートスタイルのグラスだけが最終候補の5品に残された。
リーデル氏が私と同じ№6のグラスが好きだと言い、私は内心ほっとした。リーデル氏は、「シャンパンの新しいトレンドはフルートグラスを使わないで白ワインのグラスを使うことなんだ。白ワインのグラスでは香り、複雑さ、そしてクリーミーな味わいを楽しむことが出来るから。」と言った。
では、シャンパン用のフルートグラスはもう使われないのだろうか?しかしそうとは考えにくい。Vinum XLピノノワールグラスが好きだったが、投票結果のトップ2、№5と8のグラスも私はとても好きだった。特に、今回最も人気の高かった№8は私にとっても非常に好ましかったのだ。高品質のフルートグラスは格式高い食事の場で今後も使用されていくであろう。もう一方で、スパークリングワインの香りや泡をより楽しみたい人はテーブルワイングラスを使うようになっていくだろう。№5、6、8の違ったグラスたちは、魅力的な相対性を作り出している。
そして、スパークリングワインに焦点を移すと、私は未公開の2008年産のハッシュヒースエステート社のバルフォアロゼ・ブリュットに感銘を受けた。今回のテイスティングで28もこのワインを飲めたのは本当に幸運だった。整然として美しいワイナリー、テイスティング会場も素晴らしかった。
ハッシュヘースエステート社 バルフォアロゼ・ブリュット №6グラス
このリーゼルVinum XL ピノノワールテーブルワイングラスでは、ワインの泡の爽やかなスタート。快いフローラルのアタック、ミッドパレットでは甘いフルーツの香りが長く残り、共にミネラル香が感じられる。何層にも重なった長いフィニッシュ、泡から伝わる振動が続く中での顕著なワインらしさ。
ハッシュヘースエステート社 バルフォアロゼ・ブリュット №5グラス
この比較的直径の狭いフルートはフローラルな香り、柔らかいムースのような口当たり、エッジの少しきいたセイボリーの香り、そしてデリケートなさくらんぼの香りが楽しめる。そして、長い、ミネラルの香りの余韻が残る。
ハッシュヘースエステート社 バルフォアロゼ・ブリュット №8グラス
リーデル氏によると、このフルートの大きな幅はワインの味わいにインパクトを添えることが出来るのだそうだ。先ずわずかなせっけんのような香り、しかし一度口に含むと味わいは美しくバランスが取れている。ムースのようなくちあたり、際立ったレッドチェリーの香りにベリー類、アイシングシュガーとストロベリーショートブレッド。強い果実香の香りとシャーベットのように活気のある酸味のフィニッシュが長く続く。
今回のゲームが行われたオーストハウス ハッシュヒースはケント州にある。
ケント州らしい光景。果樹園、蜜蜂による受粉を行うため。
生垣。冷たい風を遮るため。
生の原料。シャルドネとピノノワール
入り口にて。名誉所有者 リチャード バルフォア-リン
スパークリングワインプレスに相応しい名前!マグナム
伝統的な材木をつかった外観のワイナリー
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More links:
http://www.hushheath.com/balfour-brut-rose
http://www.englishwinesgroup.com/