Hush Heath host Riedels search for the perfect English sparkling wine glass

イングリッシュスパークリングワインとリーデルグラスの最高の組み合わせを探る

ハッシュヒース社にて

2011年9月27日

リーデルグラスのオーナーであるジョージ・リーデル氏はテイスティングルームに立ち、グラスは洋服が着る人の違った魅力を引き出すように、飲み物の様々な良さを表現することが出来ると説明した。私達は16の異なった“衣装”を、2種類のイングリッシュスパークリングワインに合わせ、最高の組み合わせを模索した。

私は数年前リーデルのグラスでテイスティングを行ってから、リーデル社の功績を十分に認知しているので、イングリッシュスパークリングワインに一番合うリーデルグラスを探すという、ケント州ハッシュヒース社で行われたこのワークショップに招待されたとき、とても興奮した。

リーデル社と彼らのグラスについてご存知でない方のために少々説明をすると、どんなブドウ種や生産地であれ、リーデル社の作ったグラスはワインの違った良さを引き出すことが出来る。ワインを評価する時は、グラスの形、ワインが口に入るときの角度、口に含む量が非常に重要である。私が最も感銘をうけたのは、グラスの違いによりひとつのワインが持ちうる多様なアロマを表現できるだけでなく、グラスを変えることで口のどこでワインを味わうかが変わるので、味わいの印象が変わるということだ。口腔の部位により、ワインのどの要素を強く感じられるかが違う。たとえば、酸味とタンニンは歯茎、セカンダリーアロマは口の奥のほうで感じるとされている。それぞれのリーデルグラスが口のどこにワインを運ぶかにより、味わいが変わるのだ。例として、リーデルのソービニヨンブロングラスは口の奥のほうに真っ直ぐ香り高いながら酸味の強いワインを運ぶ。これは酸味により起こる唾液の過剰分泌を抑え、口の奥のほうでアロマが感じられるのを促すためだという。どのように様々なグラスがこの最高水準のイングリッシュスパークリングワインに影響を及ぼすのかというのは、私の中で長い間疑問だった。

私達はこの素晴らしいハッシュヘース社のオーナーであるリチャード・バルフォア-リン氏と対面した。他のワイン業界関係者たちと一緒に、彼の手入れの行き届いた庭とブドウ畑を案内された(その原料のブドウは非常に生き生きとしていて、美味であった)。そして、そのワイナリーで私達を待っていたのは25席の前に並べられた美しいグラスたちだった。

まずグラスの実験用に利用されたのはホストのハッシュヘース社のバルフォアロゼ・ブリュット。繊細でフルーツの香りのするイングリッシュワイン界で代表的なワインである。今回我々がテイスティングに使用した16のグラスは以下の通りである。

(写真)
1:トラディショナルクーペ、2:ソーヴィニヨン、3:リースリング、4:リーデルレストランフルート、5:プロセッコ、6:ピノノワール、7:ソムリエシャンパン、8:ヴィナムシャンパン、9:1969ワールドワインフェア、10:アンティークシャンパン、11:テンプラニーニョクリアンザ、12:ヴィナムシャンパン、13:オーヴァチュアシャンパン、14:レストランポート。15:ステムレスシャンパン、16:ISOテイスティンググラス(リーデル社製ではない)

初回のテイスティングでは、参加者は9つのグラスを候補から除外しなくてはならない。選択は多数決で行われ、7つのグラスが残された。新しいバルフォアロゼ・ブリュットで行われた二回目のラウンドで4つが除外され、人気の高い3つが残った。しかし、正確にいえば2つである。最終的な勝者は№5のグラスだったが、№8のグラスは反対意見がより少なく、引き分けとした。

その後私達は今年の夏では珍しい太陽の下、私達は素晴らしいフィンガーフードのバッフェで昼食をとり、ハッシュヘース社にてオーウェン・エリアス氏が作っている優しい味わいのシャルドネとフルーティーでフレッシュなロゼを味わう機会に恵まれた。

昼食後、テイスティング再開である。しかし今回は、2006年製チャペルダウンのピノノワールとシャルドネだ。そして結果は驚くほど異なる。№7、9、11が最終候補に残り、一番人気だったのは№7のグラスだった。このワインのミネラル香とイースト香が、これらのグラスで映えることができたのだ。

世界中のワインの味がそれぞれに異なることは非常に悩ましい。リーデル社としては、出来ることならば世界中の全てのワインそれぞれにグラスを開発したいに違いない。しかし、それは現実的ではない。今回のハッシュヘースとチャペルダウンのテイスティング結果を比較してみると、№7のグラスが一番嫌う人間が少なかった。そういう意味合いでは、このグラスがイングリッシュスパークリングワインを味わう上で最適ということもできる。コーンウォールのキャメルヴァリーのワインでは、どのグラスが一位になるのかが非常に興味深い所である。

ジョージ・リーデル氏はグラスの機能性を評価することに集中してほしいと言っていた物の、ワインをテイスティングするときにグラスの外観の美しさについて一考しないことは難しいことだ。今回のテイスティングに対する全体的な結論は、イングリッシュスパークリングワインに最適なグラスはワインの香りをにわかに立ち上らせるものがよいということだ。№5,6,7,8,9,11のような幅があるグラスは、全体的にアロマを感じやすくフルーツの香りが際立つ。

素晴らしい仲間たちと、食事、ワイン。天気にも恵まれ、非常に楽しい一日であった。

私達を受け入れてくれたリチャード・バルフォア-リン氏、企画を立ててくれたミーガン・ムードック氏、そして天才グラスメーカーであるジョージ・リーデル氏に感謝の意を表したい。

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